劇場心中

日記を書いたり心情吐いたり

夏が来ない

こんなに連日暑いのに、夏になったという気にならない。
なんでだろう。
私は考えた。
たぶん、エリザベートがないからだ!と。

ごめんなさい、若干嘘です。私の中でカレンダーの数字は、観劇予定がなければただの記号に成り下がってしまうのです。
えっなんかそういうことない?チケットを無意味に見ながら「あ〜〜〜7月だ〜〜」みたいな。私は今年の1月ロミジュリに通いながら「ロミジュリ発表されたときは1月遠wwwwとか思ってたのにもう1月になっちゃった〜」みたいになってました。

話は戻ります。
めっちゃくちゃどうでもいいお話しながら、この2年、私の夏はエリザベートと共にあった。
2015年は期末テストで部活が休みで、ラッキー!と思いながら帝劇に向かい(勉強しろ)、2016年は暑い夏の日、授業でグループワークがあったので、午前中だけ集まって話し合いをしてから帝劇に向かうなどしていた。それから、推しの誕生日に観劇をするという初体験があったので、人生初のプレもした。
帝劇前楽は、前期最後の授業を受けてから向かった。どうしても休めないレッスンがあったから、二幕から見に行った。今思うといや誰かに譲っとけよ、って感じだし、当時も何回か考えたけど、二幕だけでも見れるなら見に行くしか選択肢はなかった。めちゃくちゃ最高だった。
というわけで、なぜか暑い記憶とエリザベートの記憶が結びついている。私に夏が来ないのはエリザベートがないせいだ。きっとそうだ。
そう思い立って、昨日エリザベートのDVDを見ていた。
私に夏はまだ来そうにない。
いやまぁそりゃそうだよね〜!!!あの日比谷に向かってから家に帰るまでがエリザベートだもん!!!!(?)
観劇予定がないとこんなにも無為に日々が過ぎ去ってゆくのだなあと痛感しています。
早く夏休みになって、ライブに行ったら私の心にも夏が来るのでしょうか。

なぜか舞台以外の推しのことはすぐに忘れてしまうので、自分のために覚え書き。
あの日もそこそこ暑い日だったなあ。日比谷から降りて、そもそもギリギリだったし、道もわからず一度迷って、丸の内ピカデリーまでダッシュしたあの日。
映画「嫌な女」公開日で、初日舞台挨拶がありました。ひまわりのうちわを配られて、サプライズで合図があったらこれを上げてください!みたいなのがあって、うわ〜なんかメディア向けっぽい〜と謎にテンションが上がっていました。
特に思い出はないんだけれど、黒木監督が「そこのセリフはレじゃなくてミ」と音で指示を出すという話になったとき、ラサール石井さんに「古川くんは分かるの?」と話を振られていて。本人は当然(?)「僕普段ミュージカルとか出てるんですけど、分からないですね」と答えていた。会場はそこそこウケていた。よかった。
そういうことが言いたいのではなく、なんだか漠然と、「あー古川雄大くんてミュージカル俳優って認識していいんだな」って思った。私が彼を知ったときからすでに古川さんはすでにバカスカミュージカルばかり、というかほぼミュージカルにしか出てなかった。けど、なんか何俳優と言っていいのか分からなくて。友達にどんな人?って聞かれても、舞台出たり歌手活動したりしてる人、としかなぜか言えなくて。なんだろう。なんだろうねえ〜。
今は胸はって「ミュージカル俳優です!」って言えるけれど、当時はたぶんその「歌手活動」って部分が私に引っかかってて、アーティストとして活動もしている人をひとくくりにミュージカル俳優と呼んでいいのだろうかという葛藤があった。今思うとくっそどうでもいいんですけど。あと、主演とかちゃんと掴んできたのもかなり大きい。うん。この話終わり。
映画の内容はまぁフツーに(?)面白かったです。本を買って事前に予習して、本でボロボロ泣いていた身としてはあ、こんな感じ?とは思ったけど、別にめちゃくちゃつまらないわけではなく。というか推しの役が最高。ガラ悪川。そして佐々木希ちゃんと婚約者役。
原作だと太田くん(役の名前です)はそれほど重要な役ではないんだけれど、映画だと、クライマックスというか、大きく展開が動く部分、起承転結でいう転の部分にメインを張ってました。黒木瞳監督マジでありがとう。
推しに日本人の名前がついてるのがなんか面白くて、太田くんて呼んでたけど違和感がすごい。今もすごい。
まぁ、なんというか。最高だったな、とは思ったけど、もう1回見たいかというとそうでもなかった。最高に最高で、また違う推しが見れて、とても楽しかったけど。また同じものを見るのか、と思うとどうも行く気が起きず、結局その初日舞台挨拶の日しか映画は見てないです。
舞台なら、ここが違った、とか楽しめるけど、まるまる同じってキツイなあって私は思いました。そんでダメ人間だなあと自己嫌悪に陥る。
もちろんDVD大好きだし、何回でも見返すけど、映画見に行くのって私にとっては一種の劇場体験で、わざわざ劇場に足を運ぶのに、という思いが強いのです。ならDVD買って家で何回も見るわ、というか。(クソ)
でもほんと楽しかった〜!あんなにクソクソな役を見るの、私は初めてだったので………ヤンメガのあれとはまた違う胸糞の悪さ……だって大人だもん、高校生とかじゃないもん。

だらだらと中身のない話をしてしまいました。
私の心に夏が来るのは8月6日になりそうです。おつかれさまです。
(別にライブの日にちを間違えているわけではありません。6日に別現場があるのです)